ロングテール

GA4を使ったSEO分析の基本|見るべき指標と分析方法を解説!

2026/7/29

この記事を書いた人

高橋 来実

GA4のデータ、見て終わりになっていませんか?

「GA4でアクセス数は確認しているけれど、そこから何を分析すればいいのか分からない…」
「セッション数やユーザー数は見ているものの、サイト改善にどう活かせばよいのか悩んでいる…」

このように感じたことはありませんか?

GA4には多くの指標やレポートがありますが、実務ではすべてを細かく確認する必要はありません。SEO担当者が日々チェックしている指標やレポートはある程度決まっており、それらを目的に応じて活用することで、サイトの課題や改善ポイントが見えてきます。

例えば、

  • 検索流入が増えているページを見つける

  • アクセスはあるのに成果につながっていないページを把握する

  • リライトやタイトル変更など、SEO施策の効果を確認する

といった分析は、GA4を活用することで効率的に行うことができます。

私自身も、データベース型サイトのSEOマーケティングに携わる中で、日々GA4を使って検索流入やユーザー行動を分析し、サイト改善につなげています。その経験から感じるのは、「たくさんの指標を知っていること」よりも、「目的に応じて必要なデータを確認できること」の方が、実務でははるかに重要だということです。

本記事では、SEO担当者が実際の業務でよく確認している指標やレポートをもとに、GA4を使った分析方法や改善につなげるためのポイントを分かりやすくご紹介します。



1. SEO担当者がGA4で確認したい3つのポイント

GA4には多くのレポートや指標がありますが、SEO担当者が日々の業務ですべてを確認しているわけではありません。

実際のSEO分析では、「サイトの現状を把握し、改善につなげること」が目的です。そのため、目的に応じて確認するポイントを絞ることが大切になります。

私自身もデータベース型サイトのSEO分析を行う際は、主に次の3つのポイントを確認しています。


① 検索流入は増えているか

まず確認したいのが、Google検索からのアクセスが増えているかどうかです。

SEO施策では、記事の公開やリライト、タイトル変更などを行ったあと、その施策によって検索流入に変化があったかを確認することが欠かせません。

GA4では、「ランディングページ」や「集客」レポートを活用することで、検索経由でどのページにユーザーが訪れているのか、セッション数やユーザー数が増えているのかを把握できます。

検索流入の推移を継続的に確認することで、SEO施策の成果や、改善が必要なページを見つけやすくなります。


② ユーザーはサイト内でどのように行動しているか

アクセス数が増えていても、ユーザーがすぐに離脱してしまっていては、十分な成果につながっているとは言えません。

そのため、SEOでは「どれくらいアクセスがあったか」だけでなく、「ユーザーがサイト内でどのように行動しているか」を確認することも重要です。

例えば、

  • コンテンツを最後まで読んでもらえているか

  • 複数のページを閲覧しているか

  • エンゲージメントは高いか

といったデータを確認することで、コンテンツの改善点やユーザーのニーズが見えてきます。


③ 成果につながっているか

SEOの目的は、アクセス数を増やすことだけではありません。

お問い合わせや資料請求、商品購入など、サイトの成果(コンバージョン)につながっているかを確認することも非常に重要です。

例えば、検索流入が増えていても、お問い合わせ数が変わらなければ、コンテンツの内容や導線に改善の余地があるかもしれません。

一方で、アクセス数はそれほど変わらなくても、キーイベント数が増えていれば、サイト改善が成果につながっていると考えることができます。

そのため、SEOでは「アクセス」と「ユーザーの行動」、そして「成果」の3つをあわせて分析することが大切です。


まずはこの3つを押さえればOK!

SEO分析では、GA4にあるすべてのデータを見る必要はありません。

まずは、次の3つを意識してデータを確認することから始めてみましょう。

確認したいこと

主な確認内容

検索流入は増えているか

セッション数・ユーザー数

ユーザーはどのように行動しているか

エンゲージメント率・平均エンゲージメント時間

成果につながっているか

キーイベント数

これら3つの視点を持つだけでも、サイトの現状や改善すべきポイントが見えやすくなります。

次の章では、この3つの分析で実際によく確認する「セッション数」「ユーザー数」「エンゲージメント率」など、SEO担当者が押さえておきたい5つの指標について詳しく解説します。


2. SEO担当者がGA4でよく見る指標

GA4にはさまざまな指標がありますが、すべてを毎日確認する必要はありません。

SEO担当者の場合、サイトの状況や施策の効果を把握するために、特によく確認する指標はいくつかに絞られます。

ここでは、日々のSEO業務で押さえておきたい代表的な5つの指標をご紹介します。


セッション数

セッション数とは、サイトへの訪問回数を表す指標です。

SEOでは、「検索流入が増えているか」「施策によってアクセス数が変化したか」を確認するために、まずセッション数をチェックします。

例えば、新しく記事を公開したり、既存ページをリライトしたりした後は、施策前後でセッション数を比較することで、改善効果を把握できます。

ただし、セッション数が増えたからといって必ずしも成果につながっているとは限りません。

そのため、キーイベント数やエンゲージメント率など、他の指標とあわせて確認することが大切です。


ユーザー数

ユーザー数は、実際にサイトを訪れた人数を表す指標です。

セッション数と似ていますが、同じユーザーが複数回訪問しても、ユーザー数は基本的に1としてカウントされます。

そのため、

  • 新しいユーザーが増えているのか

  • 同じユーザーが繰り返し訪問しているのか

を把握する際に役立ちます。

SEOでは、検索順位の上昇によって新規ユーザーが増えているかを確認するために、ユーザー数もあわせて確認することが多いです。


エンゲージメント率

エンゲージメント率は、ユーザーがサイトにどれだけ関心を持って利用しているかを示す指標です。

アクセス数が多くても、すぐに離脱されてしまっていては、ユーザーのニーズを満たせているとは言えません。

例えば、

  • ページの内容が検索意図と合っていない

  • 読みにくい構成になっている

  • 次のページへの導線が分かりづらい

といった課題が考えられます。

エンゲージメント率を確認することで、アクセス数だけでは見えてこないコンテンツの改善点を見つけることができます。


平均エンゲージメント時間

平均エンゲージメント時間は、ユーザーが実際にサイトを閲覧していた時間を表す指標です。

記事コンテンツであれば、平均エンゲージメント時間が長いほど、最後まで読まれている可能性が高いと考えられます。

一方で、極端に短い場合は、

  • タイトルと内容にギャップがある

  • 読みたい情報が見つからない

  • ファーストビューで離脱している

といった原因が考えられます。

SEOでは、アクセス数だけでなく、ユーザーがコンテンツをしっかり読んでいるかを確認するための参考指標として活用できます。


キーイベント数(コンバージョン数)

SEO施策の最終的な成果を確認するうえで欠かせないのが、キーイベント数です。

キーイベントには、例えば次のようなものがあります。

  • お問い合わせ

  • 資料請求

  • 会員登録

  • 商品購入

アクセス数が増えていても、お問い合わせや購入につながっていなければ、十分な成果が出ているとは言えません。

そのため、SEOでは「集客」と「成果」の両方を確認することが重要です。

例えば、

  • セッション数は増えたがキーイベント数は変わらない

  • セッション数は横ばいだがキーイベント数が増えた

など、複数の指標を組み合わせて分析することで、より正確に施策の効果を判断できます。


指標は組み合わせて見ることが大切

GA4では、多くの指標を確認できますが、1つの指標だけを見て判断するのはおすすめできません。

例えば、セッション数が増えていても、エンゲージメント率やキーイベント数が下がっていれば、ユーザーのニーズに合っていない可能性があります。

反対に、セッション数は大きく変わらなくても、キーイベント数が増えていれば、サイト改善の成果が出ていると考えられます。

SEOでは、「アクセス数」「ユーザーの行動」「成果」の3つをセットで確認することが重要です。

日々の業務で「まずどの指標を見ればいいの?」と迷ったら、まずは以下の5つを確認するところから始めてみましょう。

指標

確認するポイント

セッション数

アクセス数は増えているか

ユーザー数

新規ユーザーは増えているか

エンゲージメント率

コンテンツは読まれているか

平均エンゲージメント時間

滞在時間は十分か

キーイベント数

お問い合わせや購入につながっているか

これらの指標を定期的に確認することで、サイトの現状を把握しやすくなり、SEO施策の改善にもつなげやすくなります。

次の章では、これらの指標を活用しながら、初心者でも実践できるGA4の活用方法をご紹介します。


3. SEO担当者が実践しているGA4分析方法

ここまで、SEO担当者が日々の分析でよく確認する指標についてご紹介してきました。

しかし、GA4で本当に重要なのは、指標の意味を知ることではなく、そのデータをサイト改善に活かすことです。

例えば、セッション数が増えているページを見つけたら「なぜ増えたのか」を考えたり、アクセスは多いのにキーイベント数が少ないページがあれば「どこに改善の余地があるのか」を分析したりすることで、次の施策につなげることができます。

つまり、GA4は数字を確認するためのツールではなく、サイトの課題や改善ポイントを見つけるためのツールです。

ここからは、私自身も日々のSEO業務で実践している、GA4を使った分析方法をご紹介します。初心者の方でも取り組みやすい内容を中心に解説しますので、ぜひ日々のアクセス解析に取り入れてみてください。


活用方法① 検索流入が増えているページを探す

SEO担当者が最もよく行う分析の一つが、検索流入の確認です。

GA4の「ランディングページ」レポートでは、検索結果から最初に訪問されたページごとのセッション数を確認できます。

例えば、あるページのセッション数が先月より増えていれば、

  • 検索順位が上がった

  • 検索ニーズが高まった

  • タイトルやコンテンツ改善の効果が出た

といった可能性が考えられます。

検索流入が伸びているページは、さらにコンテンツを充実させることで、より多くのユーザーを集められる可能性があります。


活用方法② アクセスは多いのに成果につながっていないページを見つける

アクセス数が多いページでも、お問い合わせや購入につながっていなければ改善の余地があります。

例えば、

  • セッション数は多い

  • キーイベント数は少ない

というページは、

  • CTA(お問い合わせボタン)が目立たない

  • 導線が分かりづらい

  • ユーザーが次の行動を起こしにくい

といった課題があるかもしれません。

このようなページは、CTAの配置やボタンの文言を見直すことで、コンバージョン率の改善につながる可能性があります。


活用方法③ 流入経路ごとの成果を比較する

GA4では、検索・SNS・広告など、ユーザーがどこから訪れたのかを確認できます。

例えば、

  • Organic Search(自然検索)

  • Organic Social(SNS)

  • Referral(他サイト)

  • Paid Search(広告)

それぞれのチャネルで、

  • セッション数

  • エンゲージメント率

  • キーイベント数

を比較することで、「どの流入経路が成果につながっているのか」を分析できます。

SEOだけでなく、SNSや広告も運用している場合は、チャネルごとの成果を比較することで、今後どこに注力すべきかを判断する材料になります。


活用方法④ リライトやサイト改善の効果を確認する

GA4は、SEO施策の効果測定にも役立ちます。

例えば、

  • 記事をリライトした

  • タイトルを変更した

  • CTAを改善した

といった施策を行った後は、施策前後でデータを比較してみましょう。

比較する際は、次のような指標を確認するのがおすすめです。

  • セッション数

  • ユーザー数

  • エンゲージメント率

  • キーイベント数

これらの指標が改善していれば、施策が良い結果につながっている可能性があります。

一方で、思うような結果が出ていない場合は、タイトルやコンテンツ、導線などを見直すことで改善につながるケースもあります。


GA4は「数字を見る」だけでなく、「改善につなげる」ことが大切

GA4には多くのデータが表示されますが、大切なのは数字を眺めることではありません。

「なぜアクセスが増えたのか」「なぜお問い合わせにつながらなかったのか」といった理由を考え、次の改善につなげることが重要です。

例えば、

  • 検索流入が増えているページは、さらに情報を充実させる

  • 離脱が多いページは、構成や導線を見直す

  • コンバージョン率が低いページは、CTAを改善する

このように、GA4で得られたデータをもとに改善を繰り返すことで、サイト全体の成果向上につながります。


4. SEO分析で失敗しないためのポイント

ここまで、GA4を使ったSEO分析方法についてご紹介してきました。

GA4ではさまざまなデータを確認できますが、数字だけを見て判断してしまうと、本当の課題や改善点を見落としてしまうことがあります。

ここでは、私自身が日々のSEO分析で意識している3つのポイントをご紹介します。


セッション数だけで判断しない

SEO施策の効果を確認するとき、「セッション数が増えたかどうか」に注目しがちですが、それだけで施策の成果を判断するのはおすすめできません。

例えば、検索流入が増えていても、お問い合わせや資料請求などのキーイベントにつながっていなければ、ユーザーが求める情報を十分に提供できていない可能性があります。

反対に、セッション数は大きく変わらなくても、キーイベント数が増えていれば、導線改善やコンテンツ改善の効果が表れているケースもあります。

そのため、SEO分析では、

  • セッション数

  • エンゲージメント率

  • 平均エンゲージメント時間

  • キーイベント数

など、複数の指標を組み合わせて確認することが大切です。


Search Consoleと組み合わせて分析する

GA4だけでも多くのデータを確認できますが、SEO分析ではGoogle Search Consoleと組み合わせて活用することが欠かせません。

それぞれのツールには、確認できる内容に違いがあります。

ツール

主に確認できる内容

Google Search Console

検索順位、表示回数、クリック数、CTR、検索クエリ

GA4

セッション数、ユーザー行動、エンゲージメント、キーイベント

例えば、「検索流入が減った」という状況でも、

  • Search Consoleでは「検索順位が下がったのか」「表示回数が減ったのか」

  • GA4では「ユーザーがサイト内でどのように行動したのか」「成果につながっているのか」

というように、それぞれ異なる視点から原因を分析できます。

SEO施策の効果をより正確に把握するためにも、2つのツールを組み合わせて活用することをおすすめします。


継続的な分析と改善を繰り返す

SEOは、一度施策を実施したら終わりではありません。

記事のリライトやタイトル変更、内部リンクの見直しなどを行っても、その効果がすぐに表れるとは限らず、検索順位やアクセス数に変化が出るまでには数週間から数か月かかることもあります。

そのため、施策後は定期的にGA4のデータを確認し、改善の効果を振り返ることが大切です。

例えば、

  • タイトル変更後に検索流入は増えているか

  • リライトしたページのエンゲージメント率は改善しているか

  • キーイベント数は増えているか

といったように、施策前後のデータを比較することで、改善が成果につながっているかを判断できます。

また、期待した結果が得られなかった場合も、「なぜ思うような成果が出なかったのか」をデータから考え、次の改善につなげることが重要です。

GA4は、単にアクセス数を確認するためのツールではなく、ユーザーの行動を分析し、サイト改善のヒントを見つけるためのツールです。

「分析 → 仮説 → 改善 → 効果検証」というサイクルを継続して回していくことで、小さな改善を積み重ねながら、サイト全体の成果向上につなげることができます。


まとめ

GA4は、サイトへのアクセス状況やユーザー行動を分析できる、非常に便利なアクセス解析ツールです。

初めて使う方にとっては、画面構成や用語の違いから難しく感じるかもしれません。しかし、最初からすべての機能を覚える必要はありません。

まずは、本記事でご紹介した以下のポイントを押さえることから始めてみましょう。

  • GA4の基本的な用語を理解する

  • 「集客」「ページとスクリーン」「ランディングページ」のレポートを確認する

  • セッション数やキーイベント数など、重要な指標をチェックする

  • データをもとにサイト改善を繰り返す

GA4は、単にアクセス数を確認するためのツールではなく、「ユーザーがどのような行動を取り、成果につながったのか」を分析し、サイト改善に活かすためのツールです。

特にSEOでは、Search Consoleと組み合わせて活用することで、「検索結果での評価」と「サイト内でのユーザー行動」の両方を把握できるようになります。

まずは日々の業務の中でGA4を開き、レポートを確認する習慣をつけてみてください。継続してデータを見ていくことで、小さな変化にも気づきやすくなり、より効果的なSEO施策やサイト改善につなげられるはずです。


データベース型サイトのSEOでお悩みの方は、LPクラフトにぜひ一度ご相談ください!

LPクラフトは、ユーザーの検索意図に合わせて、独自のアルゴリズムが、膨大なデータから最適な一覧ページを生成。

データベース型サイトのインデックスを最大化し、検索流入を最大化するSEO対策サービスです。

データベース型サイトのSEO対策でお困りなことがありましたら、まずはお気軽にお問い合わせください!

高橋 来実

バリ島で生まれ、湘南・茅ヶ崎の海風を受けて育つ。 学生時代のインターンからアイデアログの門を叩き、そのまま新卒入社。 現在は「LPクラフト」のコンサルタントとして、マーケティング視点でお客さまの事業成長を支援。2000年生まれらしいフレッシュな感性と、現場で磨いたコンサル力を武器に、読み手の心に届く記事を執筆している。