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GA4で期間を指定してSEO施策前後を比較する方法|SEO流入の変化を確認する手順
2026/8/10
この記事を書いた人
高橋 来実
SEO施策を実施したあと、「施策によってSEO流入は増えたのか」「施策前と比べてどのくらい変化したのか」を確認したい場面があります。
例えば、ページのタイトルを変更したあとにSEO流入(オーガニックセッション)が増えているかを確認したい場合、施策後の数値を見るだけでは、その変化が大きいのか小さいのかを判断することは難しいでしょう。
そこで活用したいのが、GA4の期間比較です。
施策前と施策後の期間を指定して比較することで、SEO施策を実施した前後でSEO流入がどのように変化したのかを確認できます。
この記事では、GA4で期間を指定し、SEO施策前後のSEO流入(オーガニックセッション)を比較する方法を、実際の画面をもとに分かりやすく解説します。
こんな方におすすめ
SEO施策の前後でSEO流入が変化したか確認したい方
SEO流入(オーガニックセッション)を期間比較したい方
タイトル変更などの施策後の効果を確認したい方
月次のSEO分析で前期間・前年期間と比較したい方
なぜSEO施策の前後を比較するのか
SEO施策を実施したあと、「SEO流入(オーガニックセッション)は増えたのか」「施策によってどのくらい変化したのか」を確認したい場面があります。
このとき、施策後のSEO流入だけを見ても、施策による変化を判断することはできません。
例えば、SEO施策を実施した後のSEO流入が1,000セッションだったとします。
施策前が800セッションであればSEO流入は増加していますが、施策前が1,200セッションであれば減少しています。
このように、同じ1,000セッションという数値でも、施策前の数値と比較することで、初めて「増えたのか・減ったのか」を判断できます。
そのため、SEO施策の効果を確認するときは、施策後の数値だけではなく、施策前と施策後の期間を指定して比較することが重要です。
また、比較するときは、できるだけ同じ条件の期間を設定することも大切です。
例えば、
施策前:6月1日~6月30日
施策後:7月1日~7月31日
のように、同程度の期間を比較します。
反対に、施策前が30日間、施策後が10日間というように期間の長さが異なると、単純にセッション数を比較することはできません。
GA4では、確認したい期間と比較する期間を設定できるため、SEO施策の前後でSEO流入がどのように変化したのかを比較できます。
次の章では、実際にGA4の画面を操作しながら、SEO施策前後の期間を指定して比較する方法を紹介します。

GA4でSEO施策前後の期間を比較する方法
ここからは、実際にGA4を使って、SEO施策前後のSEO流入(オーガニックセッション)を比較する方法を紹介します。
今回は、例として「7月にSEO施策を実施したため、6月と7月のSEO流入を比較する」というケースで進めます。
STEP1 比較したい期間を決める
まずは、SEO施策を実施した日を基準に、比較する期間を決めます。
例えば、7月1日にSEO施策を実施した場合は、
比較する期間:7月1日~7月31日
比較対象:6月1日~6月30日
のように設定します。
比較する期間の長さをそろえることで、施策前後のSEO流入を比較しやすくなります。
6月1日~6月30日
【施策前】
↓
7月1日
【SEO施策を実施】
↓
7月1日~7月31日
【施策後】
STEP2 GA4で確認する期間を設定する
比較する期間が決まったら、GA4を開きます。
GA4の画面右上にある日付の表示部分をクリックし、確認したい期間を設定します。
今回は、
7月1日~7月31日
を確認する期間として設定します。


STEP3 比較する期間を設定する
続いて、設定した期間と比較する期間を指定します。
日付範囲の設定画面で「比較」を選択し、施策前の期間を指定します。
今回は、
6月1日~6月30日
を比較対象として設定します。
これで、GA4上で7月の数値と6月の数値を比較できるようになります。

STEP4 Organic Searchに絞り込む
期間の設定ができたら、次にSEO流入(オーガニックセッション)だけに絞り込みます。
今回確認したいのはSEO施策による自然検索からの流入変化なので、広告やSNSなど、ほかの流入経路を含めずに確認することがポイントです。
GA4では、「セッションのデフォルトチャネルグループ」を使って「Organic Search」を指定します。
【Organic Searchの指定の仕方】
① [フィルタを追加] をクリック
②以下、フィルタで設定する
・ディメンション:セッションのデフォルトチャネルグループ
・マッチタイプ:完全一致
・値:Organic Search

STEP5 施策前後のSEO流入を確認する
ここまで設定できたら、GA4上で施策後と施策前のSEO流入(オーガニックセッション)を比較できます。
例えば、
期間 | SEO流入(オーガニックセッション) |
|---|---|
施策前(6月) | 800 |
施策後(7月) | 1,000 |
となっていた場合、施策後のSEO流入が施策前より増加していることが分かります。
このように、期間を指定 → 比較期間を設定 → Organic Searchに絞り込むことで、SEO施策前後のSEO流入の変化を確認できます。

実務ではこんな場面で期間比較を使います
GA4の期間比較は、SEO施策の効果を確認したいときだけでなく、SEO流入(オーガニックセッション)の変化を確認したいさまざまな場面で活用できます。
ここでは、実務で期間比較を活用する代表的なケースをご紹介します。
タイトル変更後のSEO流入を確認するとき
SEO対策の一環としてページタイトルを変更した場合、変更後にSEO流入(オーガニックセッション)がどのように変化したのかを確認したいことがあります。
このような場合、タイトル変更後の数値だけを見るのではなく、変更前の期間と比較することで、SEO流入が増えたのか、減ったのかを把握できます。
例えば、7月にタイトルを変更した場合は、以下のように期間を設定します。
タイトル変更前:6月1日〜6月30日
タイトル変更後:7月1日〜7月31日
GA4でOrganic Searchに絞ったうえで期間を比較することで、タイトル変更前後のSEO流入の変化を確認できます。
ただし、タイトル変更後すぐにSEO流入へ変化が現れるとは限りません。検索結果への反映や検索順位の変化には時間がかかる場合もあるため、施策内容やサイトの状況に応じて確認するタイミングを考えることも大切です。
SEO流入が増減した原因を分析するとき
月次でSEO流入を確認していると、
「今月はSEO流入が急に増えた」
「前月と比べてSEO流入が大きく減少している」
といった変化が見つかることがあります。
このような場合にも、GA4の期間比較を活用できます。
例えば、
今月と前月を比較する
今月と前年同月を比較する
といった方法で、SEO流入がどの程度変化しているのかを確認できます。
特に、季節によって検索需要が変わりやすいサイトの場合は、前年同月と比較することで、季節的な変化なのか、それ以外の要因による変化なのかを考えるきっかけになります。
SEO流入の増減を確認した後は、ランディングページごとのデータを確認したり、Google Search Consoleで検索順位や表示回数の変化を確認したりすることで、さらに詳しく分析できます。
複数のSEO施策を実施した後の変化を確認するとき
複数のページに対してSEO施策を実施した場合は、サイト全体のSEO流入(オーガニックセッション)がどのように変化したのかを確認することもあります。
例えば、複数ページのタイトルをまとめて変更した場合は、
施策実施前の1か月
施策実施後の1か月
を比較することで、施策前後でサイト全体のSEO流入にどのような変化があったのかを確認できます。
さらに、サイト全体のSEO流入に変化が見られた場合は、ランディングページごとのデータも確認してみましょう。
例えば、サイト全体のSEO流入が増加していても、すべてのページで流入が増えているとは限りません。特定のページだけが大きく増加しているケースもあります。
そのため、
サイト全体のSEO流入を確認する
↓
ランディングページごとのSEO流入を確認する
という流れで分析することで、どのページで変化が起きているのかを把握しやすくなります。
期間比較をするときに注意したいポイント
GA4で期間比較を行うことで、SEO施策前後のSEO流入(オーガニックセッション)の変化を確認できます。
ただし、数値を比較する際は、単純に「増えた」「減った」だけで判断しないことが大切です。
ここでは、SEO流入を期間比較するときに注意したいポイントをご紹介します。
比較する期間の長さをそろえる
期間比較を行う際は、できるだけ比較する期間の長さをそろえることが大切です。
例えば、施策前後を比較する場合は、以下のように同じ日数で設定します。
・施策前:30日間
・施策後:30日間
このように同じ条件で比較することで、SEO流入(オーガニックセッション)の変化を確認しやすくなります。
一方で、
・施策前:30日間
・施策後:10日間
のように比較する期間の長さが異なる場合、セッション数をそのまま比較すると正しく判断できません。
施策前後の変化を確認する際は、まず比較する期間が同じ条件になっているかを確認しましょう。
季節や時期による検索需要の変化を考慮する
SEO流入は、実施したSEO施策以外の要因によって変化することもあります。
例えば、季節によって検索需要が変わるサイトの場合、前月と比較しただけでは、SEO施策による変化なのか、季節的な要因による変化なのかを判断しづらいケースがあります。
そのような場合は、前月だけでなく、前年の同じ時期と比較する方法も有効です。
例えば、
・前月と比較する
・前年同月と比較する
・複数の期間で変化を確認する
といった方法があります。
特に、毎年決まった時期に検索需要が大きく変動するキーワードを扱っている場合は、前年の同じ時期と比較することで、より状況を把握しやすくなります。
SEO流入の増減だけで施策の効果を判断しない
期間比較によってSEO流入が増加していたとしても、その増加が必ずしも実施したSEO施策によるものとは限りません。
検索順位の変化や検索需要の増減など、さまざまな要因によってSEO流入は変化します。
そのため、GA4ではまず、SEO流入(オーガニックセッション)がどのように変化したのかを確認します。
そのうえで、変化が大きかった場合は、Google Search Consoleなども活用し、以下のような指標も確認してみましょう。
・検索順位
・表示回数
・クリック数
・CTR
GA4とGoogle Search Consoleでは、それぞれ確認できるデータが異なります。
GA4でSEO流入の変化を確認した後に、Google Search Consoleで検索結果上の変化を確認することで、SEO流入が増減した理由をより詳しく分析しやすくなります。
まとめ|GA4の期間比較でSEO施策前後の変化を確認しよう
SEO施策を実施した後は、施策後のSEO流入(オーガニックセッション)だけを見るのではなく、施策前の期間と比較することが大切です。
GA4の期間比較を活用することで、SEO施策の前後でSEO流入がどのように変化したのかを確認できます。
今回ご紹介した流れは、以下のとおりです。
・SEO施策前後で比較する期間を決める
・GA4で確認する期間と比較期間を設定する
・Organic Searchに絞ってSEO流入を確認する
・施策前後でSEO流入がどのように変化したかを比較する
ただし、SEO流入が増えたからといって、必ずしも実施したSEO施策による効果だとは限りません。
検索順位や検索需要、季節的な変化など、SEO流入にはさまざまな要因が影響します。
そのため、GA4でSEO流入の変化を確認した後は、必要に応じてランディングページごとのデータやGoogle Search Consoleも確認しながら、変化が起きた理由を分析していくことが重要です。
まずは、SEO施策を実施した際にGA4で期間比較を行い、「施策前と比べてSEO流入がどう変化したのか」を確認するところから始めてみましょう。
高橋 来実
バリ島で生まれ、湘南・茅ヶ崎の海風を受けて育つ。 学生時代のインターンからアイデアログの門を叩き、そのまま新卒入社。 現在は「LPクラフト」のコンサルタントとして、マーケティング視点でお客さまの事業成長を支援。2000年生まれらしいフレッシュな感性と、現場で磨いたコンサル力を武器に、読み手の心に届く記事を執筆している。
