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GSCでSEOのカニバリゼーションを確認する方法|複数ページの検索パフォーマンスを分析
この記事を書いた人
高橋 来実
SEO対策を進めていると、「同じような検索キーワードで、サイト内の複数ページが検索結果に表示されているけど、問題ないの?」と気になることがあります。
特にデータベース型サイトでは、条件の掛け合わせによって多くのページを作成できるため、似た検索ニーズに対して複数のページが存在するケースがあります。
この記事では、GSCを使って検索クエリと表示ページの関係を確認し、SEOのカニバリゼーションが起きていないか分析する方法を、実際の操作手順に沿って解説します。後半では、カニバリゼーションが疑われる場合に確認したいポイントや、ページ設計を見直す際の考え方についても紹介します。
- SEOのカニバリゼーションとは?
- 同じ検索ニーズに対して複数ページが表示される状態
- 複数ページが表示されること自体が問題とは限らない
- DB型サイトでカニバリゼーションが起こりやすい理由
- 条件の掛け合わせによって似たページを作成できる
- ページ数が多いほど、ページ同士の関係を把握しにくい
- GSCでカニバリゼーションを確認する方法
- 検索パフォーマンスを開く
- 確認したい検索クエリを絞り込む
- 「ページ」で検索クエリに対する表示ページを確認する
- 表示ページごとの検索パフォーマンスを比較する
- カニバリゼーションが疑われる場合の改善方法
- ページごとの検索意図と役割を整理する
- ページごとの違いが分かるように情報を見直す
- 必要のないページを増やさないことも検討する
- まとめ
- データベース型サイトのSEO対策ならLPクラフトへ
SEOのカニバリゼーションとは?

SEOにおけるカニバリゼーションとは、同じ、または似た検索ニーズに対して、サイト内の複数ページが検索結果に表示される状態を指します。
例えば、「文京区 賃貸」という検索に対して、「文京区の賃貸一覧」と「文京区の賃貸マンション一覧」のような複数のページが検索結果に表示されるケースです。
ただし、複数のページが同じ検索クエリで表示されること自体が、必ずしも問題になるわけではありません。
重要なのは、それぞれのページが異なる検索ニーズや役割を持っているかどうかです。
同じ検索ニーズに対して複数ページが表示される状態
例えば、以下のようなページがあるとします。
文京区の賃貸物件一覧
文京区の賃貸マンション一覧
文京区のペット可賃貸物件一覧
これらのページはそれぞれ異なる条件を持っていますが、「文京区 賃貸」のような検索クエリに対して複数のページが表示されることがあります。
この場合、まず確認したいのは、検索ユーザーが求めている情報に対して、どのページを表示させたいのかという点です。
例えば、「文京区 賃貸」という検索に対して「文京区の賃貸物件一覧」を主要なページとして考えているにもかかわらず、別の条件ページが頻繁に表示されているのであれば、ページ同士の役割や設計を見直す必要があるかもしれません。
複数ページが表示されること自体が問題とは限らない
カニバリゼーションを確認するときは、「同じ検索クエリで複数ページが表示されている=カニバリ」と単純に判断しないことが大切です。
例えば、「文京区 賃貸」という検索に対して、総合的な賃貸一覧ページと「文京区のペット可賃貸ページ」が表示されていたとしても、それぞれが異なる検索ニーズに対応しているのであれば、必ずしも問題とは言えません。
そのため、GSCで複数ページが表示されていることを確認した後は、
それぞれのページはどの検索ニーズを対象としているか
ページごとの役割が明確になっているか
本来表示させたいページが検索結果に表示されているか
といった点を確認することが重要です。
次章では、こうしたカニバリゼーションがデータベース型サイトで起こりやすい理由について解説します。
DB型サイトでカニバリゼーションが起こりやすい理由
データベース型サイトでは、登録されているデータをさまざまな条件で組み合わせることで、多くの一覧ページを作成できます。
一方で、ページを増やしていく中で検索ニーズが近いページが複数存在する状態になりやすく、同じような検索クエリに対して複数のページが表示されるケースがあります。
条件の掛け合わせによって似たページを作成できる
例えば、不動産サイトであれば、
文京区 × 賃貸
文京区 × 賃貸 × ペット可
文京区 × 賃貸 × 駅徒歩10分以内
のように、エリアや物件条件を掛け合わせてページを作成できます。
それぞれ異なる条件を設定しているため、ページとしては別のものですが、検索ユーザーが求めている情報が近い場合、検索クエリによっては複数のページが表示される可能性があります。
特にDB型サイトでは、「ページを作成できること」と「そのページが独立した検索ニーズに対応していること」は別の問題です。
ページを大量に生成できるからこそ、それぞれのページがどのような検索ニーズに対応しているのかを整理することが重要になります。
ページ数が多いほど、ページ同士の関係を把握しにくい
DB型サイトでは、数千・数万ページなど、多くのページが存在することもあります。
ページ数が少なければ、検索結果を確認して「このキーワードではこのページが表示されている」と目視で把握できます。
しかし、ページ数が増えるほど、
「この検索クエリでは、サイト内のどのページが表示されているのか?」
「似たページが複数表示されていないか?」
「本来表示させたいページが検索結果に出ているか?」
といったことを確認するのが難しくなります。
そこで活用したいのがGoogle Search Console(GSC)です。
GSCでは、検索クエリを絞り込んだうえで、その検索クエリに対してどのページが検索結果に表示されているのかを確認できます。
次章では、実際にGSCを使って特定の検索クエリに対する表示ページを確認し、ページ同士の競合状況を分析する方法を紹介します。
GSCでカニバリゼーションを確認する方法
GSCでは、特定の検索クエリを絞り込んだうえで「ページ」を確認することで、その検索クエリに対してサイト内のどのページが検索結果に表示されているのかを確認できます。
ここでは、「文京区 賃貸」という検索クエリを例に、確認する手順を紹介します。
検索パフォーマンスを開く
まず、GSCで対象サイトのプロパティを開き、左側のメニューから「検索パフォーマンス」を開きます。
検索パフォーマンスでは、サイト全体のクリック数・表示回数・CTR・平均掲載順位に加えて、検索クエリやページごとの検索パフォーマンスを確認できます。

確認したい検索クエリを絞り込む
次に、「検索クエリ」から確認したいキーワードを絞り込みます。
例えば、「文京区 賃貸」に関連するページの表示状況を確認したい場合は、「検索クエリ」に「文京区 賃貸」を含む検索クエリを設定します。
完全に一致する検索クエリだけではなく、関連する検索クエリも確認したい場合は、「次を含む」などの条件で絞り込むと、検索テーマ全体の状況を確認しやすくなります。
例えば、
文京区 賃貸
文京区 賃貸物件
文京区 賃貸 マンション
文京区 賃貸 ペット可
など、関連する検索クエリがどのようなページに紐づいているのかを確認できます。
<手順①>【フィルタを追加】をクリック

<手順②>【検索キーワード】をクリック

<手順③>【次を含むクエリ】を選択し、検索したいクエリを入力して適用する

「ページ」で検索クエリに対する表示ページを確認する
検索クエリを絞り込んだら、画面下部の「ページ」を確認します。

ここでは、設定した検索クエリに対して、実際に検索結果に表示されたページと、それぞれのクリック数・表示回数・CTR・平均掲載順位を確認できます。
例えば、以下のようなデータが表示されたとします。
ページ | クリック数 | 表示回数 | CTR | 平均掲載順位 |
|---|---|---|---|---|
文京区の賃貸物件一覧 | 120 | 2,000 | 6.0% | 5.2位 |
文京区の賃貸マンション一覧 | 80 | 1,500 | 5.3% | 7.1位 |
文京区のペット可賃貸一覧 | 15 | 500 | 3.0% | 12.5位 |
このように、同じ検索テーマに対して複数のページが表示されていることを確認できます。
ただし、ここで複数ページが表示されているからといって、すぐにカニバリゼーションと判断する必要はありません。
次に、それぞれのページがどのような検索ニーズを対象としているのか、本来どのページを表示させたいのかを確認します。
表示ページごとの検索パフォーマンスを比較する
複数のページが表示されている場合は、それぞれのクリック数・表示回数・CTR・平均掲載順位にも注目しましょう。
例えば、「文京区 賃貸」という検索テーマに対して、
文京区の賃貸物件一覧:平均5.2位
文京区の賃貸マンション一覧:平均7.1位
文京区のペット可賃貸一覧:平均12.5位
となっている場合、検索結果への表示状況に差があることが分かります。
さらに、それぞれのページがどの検索クエリで表示されているのかを確認することで、ページごとの検索ニーズの違いも把握できます。
このように、GSCで「検索クエリ」と「ページ」を組み合わせて確認することで、どの検索テーマに対して、どのページが検索流入を獲得しているのかを分析できます。
次章では、ここまで確認したデータをもとに、カニバリゼーションが疑われる場合の改善方法を解説します。
カニバリゼーションが疑われる場合の改善方法
GSCで特定の検索クエリに対して複数のページが表示されていることを確認し、ページ同士の検索意図や役割が重複している場合は、ページ設計を見直す必要があります。
ただし、すべてのページを統合すればよいわけではありません。ページごとの検索ニーズや役割を整理したうえで、必要な改善を検討することが重要です。
ページごとの検索意図と役割を整理する
まず、それぞれのページがどのような検索ニーズに対応するためのページなのかを整理します。
例えば、
「文京区 賃貸」→ 文京区全体の賃貸物件を探す
「文京区 賃貸 ペット可」→ 文京区のペット可物件を探す
「文京区 賃貸 駅徒歩10分」→ 駅から近い物件を探す
のように、検索ニーズが異なるのであれば、それぞれ独立したページとして存在する意味があります。
一方で、検索ニーズや掲載情報がほとんど変わらないページが複数存在する場合は、ページの役割を見直す必要があります。
ページごとの違いが分かるように情報を見直す
複数ページを残す場合は、それぞれのページが何についてのページなのかを明確にすることも重要です。
例えば、
タイトル
H1・H2などの見出し
ページ内の説明文
掲載されるデータ
内部リンク
などを確認し、それぞれのページが異なる検索ニーズに対応していることが分かる構成になっているかを見直します。
特にDB型サイトでは、URLや検索条件だけが異なり、ページ内の情報がほとんど同じになっているケースもあるため、「条件が違う=別の検索ニーズ」と決めつけず、実際のページ内容まで確認することが大切です。
必要のないページを増やさないことも検討する
DB型サイトでは、データを組み合わせることでさまざまな条件のページを作成できます。
しかし、作成できるページをすべて作る必要があるとは限りません。
検索ニーズがほとんどなく、既存ページとの差も小さいページを大量に生成している場合は、
「このページはユーザーにとって必要なのか?」
という視点から、ページ生成の条件自体を見直すことも選択肢になります。
ページ単位の改善だけでなく、そもそもどの条件の組み合わせでページを生成するのかまで見直せるのが、DB型サイトのSEOでは重要なポイントです。
まとめ
GSCでは、特定の検索クエリを絞り込んで「ページ」を確認することで、どの検索クエリに対して、サイト内のどのページが表示されているのかを把握できます。
特にDB型サイトでは、条件の掛け合わせによって似たページが増えやすいため、検索クエリと表示ページの関係を確認し、ページごとの検索意図や役割を整理することが重要です。
まずは気になる検索クエリを1つ選び、GSCでどのページが表示されているのかを確認してみましょう。
データベース型サイトのSEO対策ならLPクラフトへ
データベース型サイトでは、条件の掛け合わせによって多くのページを作成できる一方、検索ニーズが近いページが増えすぎると、ページ同士の役割が分かりにくくなることがあります。
LPクラフトでは、データベースの情報を活用した一覧ページの生成だけでなく、ユーザーの検索ニーズに合わせたページ設計や情報の見せ方にも対応しています。
「ページを増やしているけれど、SEOの成果につながっているか分からない」「どの条件でページを作るべきか見直したい」といった、データベース型サイトのSEOに関するお悩みがありましたら、ぜひLPクラフトにご相談ください。

高橋 来実
バリ島で生まれ、湘南・茅ヶ崎の海風を受けて育つ。 学生時代のインターンからアイデアログの門を叩き、そのまま新卒入社。 現在は「LPクラフト」のコンサルタントとして、マーケティング視点でお客さまの事業成長を支援。2000年生まれらしいフレッシュな感性と、現場で磨いたコンサル力を武器に、読み手の心に届く記事を執筆している。
