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GSCでSEO施策前後の検索パフォーマンスを比較する方法|数値の変化を分析する手順

2026/9/18

この記事を書いた人

高橋 来実

SEO施策を実施した後、「施策によって検索パフォーマンスがどう変化したのか」を確認することは重要です。

GSCでは期間を指定して、クリック数・表示回数・CTR・平均掲載順位などを比較できます。

この記事では、GSCを使ってSEO施策前後の検索パフォーマンスを比較する方法を、実際の操作手順に沿って解説します。後半では、比較したデータからどのような変化を確認できるのか、具体例を交えながら紹介します。



SEO施策前後の検索パフォーマンスを比較する理由

SEO施策を実施した後は、施策前と比べて検索パフォーマンスにどのような変化があったのかを確認することが大切です。

GSCで施策前後の期間を指定して比較することで、クリック数や表示回数、CTR、平均掲載順位などがどのように変化したのかを確認できます。

施策後に検索パフォーマンスがどう変化したか確認できる

例えば、SEO施策を実施する前と後で、以下のような数値になったとします。

施策前

  • クリック数:800

  • 表示回数:10,000

  • CTR:8.0%

  • 平均掲載順位:8.2位

↓

SEO施策

↓

施策後

  • クリック数:1,000

  • 表示回数:12,000

  • CTR:8.3%

  • 平均掲載順位:6.5位

このように施策前後の数値を比較することで、クリック数や表示回数、掲載順位などにどのような変化があったのかを把握できます。

施策を実施しただけで終わらせず、その後の検索パフォーマンスを確認することで、次のSEO施策を検討する際の材料として活用できます。

クリック数だけでなく複数の指標から変化を確認できる

SEO施策の効果を確認するときは、クリック数だけを見るのではなく、複数の指標を合わせて確認することが重要です。

例えば、クリック数が増えていても、表示回数の増加によるものなのか、CTRの改善によるものなのかによって、数値が変化した背景は異なります。

GSCでは、

  • クリック数

  • 表示回数

  • CTR

  • 平均掲載順位

といった指標を確認できるため、それぞれの変化を比較しながら検索パフォーマンスを確認できます。

例えば、「表示回数は増えたもののCTRは低下している」「掲載順位が上昇し、クリック数も増えている」など、複数の指標を組み合わせることで、施策前後の変化をより具体的に把握できます。


GSCでSEO施策前後を比較する方法

ここからは、実際にGSCを使ってSEO施策前後の検索パフォーマンスを比較する方法を紹介します。

今回は例として、2026年7月にSEO施策を実施したサイトについて、施策前の6月と施策後の7月を比較するケースで進めます。

検索パフォーマンスを開く

まず、Google Search Consoleにログインし、対象のプロパティを選択します。

左側のメニューから「検索パフォーマンス」を開きます。

検索パフォーマンスでは、Google検索におけるサイトのクリック数や表示回数、CTR、平均掲載順位などを確認できます。

比較したい期間を設定する

検索パフォーマンスの画面上部にある期間の設定から、比較したい期間を指定します。

今回は、以下の期間を比較します。

  • 施策前:2026年6月1日~6月30日

  • 施策後:2026年7月1日~7月31日

期間を設定する際は、施策を実施した日付を基準に、施策前と施策後で同じくらいの期間になるように設定することがポイントです。

例えば、施策前を30日間、施策後を7日間としてしまうと、単純な数値比較が難しくなります。

【手順①】「詳細」をクリック

【手順②】タブ上部の「比較」を選択し、対象期間を設定する

「比較」を選択して前後の数値を確認する

期間を設定する際に「比較」を選択すると、施策前と施策後の検索パフォーマンスを並べて確認できます。

主に確認するのは、以下の4つの指標です。

  • クリック数

  • 表示回数

  • CTR

  • 平均掲載順位

例えば、以下のように施策前後の数値を比較できます。

指標

施策前

施策後

変化

クリック数

800

1,000

+200

表示回数

10,000

12,000

+2,000

CTR

8.0%

8.3%

+0.3pt

平均掲載順位

8.2位

6.5位

+1.7位

このように、施策前後の数値を並べることで、SEO施策を実施した後に検索パフォーマンスがどのように変化したのかを確認できます。

次章では、こうして比較したデータをもとに、クリック数や表示回数、CTR、掲載順位の変化をどのように読み取るのかを具体例とともに解説します。


GSCの比較データからSEO施策の変化を分析する

GSCで施策前後の検索パフォーマンスを比較したら、単純に「数値が増えた・減った」だけで判断するのではなく、どのような変化が起きているのか、その要因として何が考えられるのかを確認することが重要です。

ここでは、SEO施策後に見られる代表的な3つのパターンを例に、考えられる要因と確認するポイントを紹介します。

クリック数・表示回数が増加している場合

クリック数と表示回数の両方が増加している場合、施策後に検索結果への表示機会が増え、それに伴ってサイトへの流入も増加した可能性があります。

例えば、以下のような変化があったとします。

指標

施策前

施策後

クリック数

800

1,000

表示回数

10,000

12,000

CTR

8.0%

8.3%

この場合、検索結果への表示回数が2,000回増加し、クリック数も200増加しています。

考えられる要因としては、以下のようなものがあります。

  • 検索順位が上昇した

  • 検索結果に表示されるキーワードが増えた

  • ページの内容が検索ニーズにより合うようになった

  • タイトルやコンテンツの改善によって検索流入が増えた

このような変化が見られた場合は、検索クエリやページごとのデータも確認して、どのキーワード・ページの変化が流入増加につながったのかを確認すると、施策の効果をより詳しく分析できます。


掲載順位が上昇している場合

施策前後で平均掲載順位が上昇している場合、対象ページが検索結果でより上位に表示されるようになったことが考えられます。

例えば、平均掲載順位が8.2位から6.5位に変化した場合、以下のような状況が考えられます。

指標

施策前

施策後

平均掲載順位

8.2位

6.5位

クリック数

800

950

表示回数

10,000

11,000

考えられる要因としては、以下のようなものがあります。

  • ページのコンテンツを改善した

  • タイトルや見出しなどの情報設計を見直した

  • 内部リンクを改善した

  • 検索クエリに対してページの内容がより適合するようになった

ただし、掲載順位はSEO施策だけで変化するとは限りません。検索需要や競合サイトの状況などによっても変動するため、順位だけで施策の効果を判断しないことが重要です。

クリック数や表示回数、CTRなども合わせて確認し、複数の指標にどのような変化が起きているのかを確認しましょう。


表示回数は増えたがCTRが下がっている場合

表示回数が増加している一方でCTRが低下している場合は、検索結果への表示機会は増えているものの、表示された回数に対するクリックの割合が低下している状態です。

例えば、以下のような変化です。

指標

施策前

施策後

表示回数

10,000

15,000

CTR

8.0%

6.0%

クリック数

800

900

この場合、表示回数は5,000回増えていますが、CTRは8.0%から6.0%に低下しています。

考えられる要因としては、以下のようなものがあります。

  • より幅広い検索クエリで表示されるようになった

  • 検索順位が低いキーワードでの表示が増えた

  • タイトルなどが検索意図と合っていない

  • 検索結果画面で他のページにクリックが流れている

このような場合は、「表示回数が増えた=施策が成功した」と単純に判断するのではなく、どの検索クエリで表示回数が増えたのか、どのページでCTRが低下しているのかを確認することが大切です。

検索クエリやページごとのデータを確認することで、CTR低下の要因をさらに絞り込み、タイトルやコンテンツなど次の改善につなげることができます。


複数の指標を組み合わせて変化を確認する

GSCでSEO施策の効果を分析するときは、1つの指標だけで判断しないことがポイントです。

例えば、クリック数が増えていても表示回数が大幅に増えた結果であれば、CTRや掲載順位にも変化が起きている可能性があります。

そのため、

・クリック数 → 流入が増えたか
・表示回数 → 検索結果での露出が増えたか
・CTR → 表示に対してクリックにつながっているか
・平均掲載順位 → 検索結果での順位が変化したか

というように、それぞれの指標を組み合わせて確認することで、SEO施策後にサイトの検索パフォーマンスがどのように変化したのかを把握しやすくなります。


SEO施策の効果を判断するときに注意したいポイント

GSCで施策前後の数値を比較すると、SEO施策による変化を確認できます。

ただし、比較した数値の変化が、必ずしも実施したSEO施策だけによって起きたとは限りません。

SEO施策の効果をより正確に分析するためには、以下のような点にも注意しましょう。

検索需要や季節性による変化も考慮する

検索キーワードには、時期によって検索される回数が変化するものがあります。

例えば、求人サイトであれば「夏休み バイト」「年末年始 バイト」など、特定の時期に検索需要が高まりやすいキーワードがあります。

このような場合、SEO施策の前後で検索パフォーマンスが増加していても、検索需要そのものが増えていた可能性があります。

そのため、施策前後の数値だけで判断するのではなく、必要に応じて前年同時期のデータや検索クエリごとの変化も確認すると、施策による変化をより正確に把握できます。

施策を実施した時期と効果が出た時期を確認する

SEO施策は、実施した直後に検索パフォーマンスが変化するとは限りません。

例えば、7月1日にページのコンテンツを改善した場合でも、検索エンジンによるページのクロールや評価の変化などによって、効果が確認できるまでに時間がかかることがあります。

そのため、単純に「施策前の6月」と「施策後の7月」だけを比較するのではなく、施策を実施した日付と、その後の数値の推移を合わせて確認することが重要です。

施策後にクリック数や掲載順位がどのように推移しているのかを確認することで、一時的な変化なのか、継続的な変化なのかも判断しやすくなります。

施策前後の比較だけでなく、その後の推移も確認する

SEO施策の効果を分析するときは、施策前と施策後の2つの期間だけを見るのではなく、施策後の推移も継続して確認することが大切です。

例えば、

施策実施 → 順位上昇 → クリック数増加 → その後も増加傾向

という変化が確認できれば、施策後の検索パフォーマンスがどのように変化しているのかを把握しやすくなります。

GSCで定期的に数値を確認し、施策前後の比較だけで終わらせず、その後の推移まで追うことで、次にどのページやキーワードを改善するべきかを検討する材料にもできます。


まとめ

GSCでは、施策前後の期間を比較することで、クリック数・表示回数・CTR・平均掲載順位などの変化を確認できます。

数値が変化した際は、1つの指標だけで判断せず、複数の指標や検索クエリ、ページごとのデータを合わせて確認することが重要です。

まずは最近実施したSEO施策を1つ選び、GSCで施策前後の検索パフォーマンスを比較して、どのような変化が起きているのか確認してみましょう。


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高橋 来実

バリ島で生まれ、湘南・茅ヶ崎の海風を受けて育つ。 学生時代のインターンからアイデアログの門を叩き、そのまま新卒入社。 現在は「LPクラフト」のコンサルタントとして、マーケティング視点でお客さまの事業成長を支援。2000年生まれらしいフレッシュな感性と、現場で磨いたコンサル力を武器に、読み手の心に届く記事を執筆している。